ボーエン病の病理

・表皮が不規則に肥厚

・不全角化

・表皮に異型ケラチノサイトが増殖し、細胞配列が失われる

・基底細胞層は正常なことが多い

・腫瘍細胞は好塩基性胞体と大型の核、多形性

・多核巨細胞（clumping cell）

・異常核分裂像

・異常角化細胞（dyskeratotic cell）

・表皮直下にリンパ球を中心とした細胞浸潤

【鑑別診断】

日光角化症：基底細胞に異型性が目立つ

脂漏性角化症：核の異型性はなく、clumping cellや異型核分裂像が無い

皮膚科サブスペシャリティーシリーズ 1冊でわかる皮膚病理 [ 木村鉄宣 ] 価格:20,900円 (2020/6/30 15:39時点) 感想(0件)

皮膚病理組織診断学入門（改訂第3版） [ 斎田　俊明 ] 価格:19,800円 (2020/6/30 15:39時点) 感想(0件)