湿疹、皮膚炎 ②
【脂漏性皮膚炎】
被髪頭部、間擦部、顔面、胸部などに黄色調の痂皮、落屑性紅色局面、粃糠様鱗屑。
とくにマラセチアが原因となる。
【貨幣状湿疹】
類円形、貨幣状の湿疹局面
限局的に隆起した発疹で1cm未満を丘疹、1-2cmを局面、2cm以上を結節被膜に包まれた腫瘤を嚢腫という
【自家感作性皮膚炎】
ある部位に限局する病変が増悪する過程で、その他の広範囲に散布疹を生じる。
散布疹は2~5mm程度の紅斑、丘疹、膿疱。激しい瘙痒を伴う。
【うっ滞性皮膚炎】
下肢静脈瘤や静脈血流のうっ滞による。
下腿の浮腫性紅斑、褐色調色素沈着。
微細な点状出血、皮膚の硬化、下腿潰瘍を伴うことがある。
(検査)下肢静脈エコー
(治療)湿疹病変にはステロイド外用、弾性包帯による圧迫療法、安静、下肢挙上
静脈瘤に対して硬化療法、結紮術、静脈瘤抜去術、レーザー治療など。
【参考】
あたらしい皮膚科学 第3版
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皮膚疾患ペディア
皮膚疾患ペディア (日本医師会生涯教育シリーズ) [ 日本医師会 ] 価格:5,940円 |
今日の皮膚疾患治療指針第4版
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